CR花の慶次〜斬の原作紹介

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CR花の慶次〜斬[原作紹介]

前作からの人気で、北斗の拳と並ぶ原哲夫氏の代表作となったこの「花の慶次」。大河ドラマに取り上げられた直江兼続との浅からぬ関係など見所満載!!!
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花の慶次 -雲のかなたに-』(はなのけいじ くものかなたに)は、隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作とした、原哲夫の歴史漫画。「週刊少年ジャンプ」1989年50号に読切版が掲載され、翌1990年13号から1993年33号に渡って連載された。タイトルの発案および、題字は、隆慶一郎の手による。1993年にはカセットブックが発売されている。コミックスは全18巻(集英社)。1999年には文庫版(全10巻)が、2004年から2005年にかけて完全版(徳間書店。全15巻)が刊行された。

前田慶次郎は今日でこそ有名だが、史料の少なさから知名度は決して高くなかった。その低かった知名度を高めたのは、小説家「隆慶一郎」である。週刊読売で1988年1月3日・10日合併号〜1989年1月29日号まで連載した『一夢庵風流記』で慶次郎は一躍脚光を浴びることになった。ここまで人気が出たのも慶次郎が『傾奇者』(かぶきもの)だったからで、今では『傾く』という言葉は一般動詞として使われるほどである。

『傾奇者』とは異風の姿形を好み、異様な振る舞いで人を驚かす者をいい、『婆娑羅大名』佐々木道誉や織田信長も『傾奇者』といっていい。連載終了後すぐに単行本化され、1年後には漫画化までされたのだから、大した人気である。

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本名は前田慶次郎利益(利…は諸説あり)。滝川一益の従弟とも甥ともいわれている滝川益氏の子として1542年(諸説あり)に生まれる。母が前田利家の兄利久の妻となると共に養子となり、いずれは前田家を継ぐはずだった。

しかし、信長の一声で本来家督とは無縁の四男利家が前田家を継いでしまう。利家が信長の寵臣であった事も大きな要因だが、信長の弟信行を担いで謀反を起こした林通勝の一族と利久がよしみを通じていたことが信長に警戒心を与えていたのが決定的となったといわれている。これにより前田利久と慶次郎は1583年までの間、不遇の人生を送り、歴史上にもほとんど登場しなくなった。

1583年信長の死後利家が能登に23万3千石を領するようになり、ようやく利久に7千石(うち5千石は慶次郎に)の禄を与えた。この年慶次郎はかぞえで42歳。『花の慶次』ではこの前年1582年に滝川一益配下として登場するので41歳ということになる。1587年前田家出奔の際の「水風呂事件」は史料にも見える逸話だが、40代半ばでの傾きっぷりだ。家督を継いでいたら利家を家臣としていたかもしれない「無念の人」である。

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